僕のお気に入りのエディタは Meadow (GNU Emacs の Windows 実装) で、もうずいぶん長いこと使っています。
長いこと使ってるわけですが、Internet Explorer や Donut P などのブラウザのソースを Meadow で開くための方法がいまいち分からず、その時だけ別のエディタで開いてました。xkeymacs を使っている ので Meadow 以外のエディタでも Emacs キーバインドが使えるのですが、やはり他のエディタががんがん開いてしまったりといまいちです。
で、思い立って調べてみたところ、
以前お世話になっていたEmEditorが会社で使えなくなった(?)のを機に Meadowを使い始めたのですが、今まで EmEditor がやってくれてた IE の html ソース表示で「メモ帳」が開くようになってしまいました…。 これはあんまりなので、Web で情報を集めてレジストリのいじり方は判りましたが、Meadow の html モードで開く為の簡単な設定(?)を 見つける事が出来ませんでした。…で、WSH のスクリプトを書いてみました。
というページを発見しました。gnuserv により Meadow の html モードで IE のソースを表示する WSH スクリプト ieviewsource.vbs を配布してくださってます。すばらしい。
gunuserv は Meadow に関連付けたファイルを色々開いたときに、Meadow が複数立ち上がらないよう、現在起動している Meadow のバッファとして開いてくれたりする機能が詰まったプログラムです。詳しくは Meadow + gnuserv -- めどうさん が参考になります。
ということで早速導入してみました。
まずは gnuserv の設定周り。setup.exe を使って Meadow をインストールすると gnuserv も一緒にインストールすることができるようで、あらかじめ入っていました。ので、gnuserv のインストール作業自体は特に無く、環境変数の設定と .emacs の編集だけを行いました。
RUNEMACS=C:\Meadow\1.15\bin\meadow.exe GNUCLIENTW=-F GNUDOITW=-F EMACS=MEADOW PATH=C:\Meadow\1.15\bin
という環境変数の設定を「マイコンピュータ」-「プロパティ」-「詳細設定」-「環境変数」でセットします。(gnuserv 関連のプログラム (gnuclientw.exe, gnudoitw.exe など) は C:\Meadow\1.15\bin にはいってたのでそこにパスを通しておきました。)
; gnuserv (require 'gnuserv) (gnuserv-start) (setq gnuserv-frame (selected-frame)) ; 新しいフレームを開かない
.emacs には以上を記述しました。
また、gnuserv を使う場合は Meadow は OS 起動時からずっと起動させておいたほうが良いので、スタートアップに meadow.exe のショートカットを入れておきました。
ここまでで gnuserv の設定は完了。Meadow が起動した状態で gnuclientw.exe に適当なファイルをドラッグ &: ドロップしてやると、(新しい Meadow が開くことなく) 既存の Meadow のバッファにそのファイルが追加されることを確認しました。(gnuserv 設定後はこのように、meadow.exe ではなく gnuclientw.exe にファイルをドラッグして使います。)
次に ieviewsource.vbs のセットアップ...とは言っても簡単で、先のサイトから ieviewsource.vbs をダウンロードしてパスの通っているディレクトリに保存、同じく先のサイトから ie_meadow.reg を落とし中味を開いて ieviewsource.vbs のパスを書き換えます。あとは ie_meadow.reg をダブルクリクしてやるとレジストリが書き換わります。Internet Explorer を起動してソースを表示すると Meadow にソースが表示されます。快適です。