March 03, 2004

iNTERNET magazine 4月号は圧巻です。

[ インターネット , ブックレビュー ]

iNTERNET magazine 4月号 が出てました。早速読む。なんか今月は黒字に金色の文字という、いつもの洒落た感じのとはかなり違う印象の表紙。今月の特集は「インターネットで儲かる111のオキテ」ということで、金! というのを前面に出したのでしょう。

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特集については後述するとして、それ以外にも良い記事がいろいろありました。

ひとつは佐々木俊尚氏による「日韓でサイバーテロが勃発?の真実」。一月ぐらい前に、韓国から2ちゃんねるへ組織的なF5アタックが続けられたのだけど、その経緯と背景、そして顛末が詳しく述べられています。あまり調べている時間がなくて詳細は知らなかったので、これはありがたい記事。

事件のあらすじについては、iNTERNET magazine を見ていただくとして、総論としては事件の中に見え隠れする日本人と韓国人のインターネットに対する考え方の違いといった点に焦点が当てられています。その中で佐々木氏がこんなくだりを記していました。

報道の差異から見えてくるのは、両国の文化の差異だけではない。新聞やテレビなどのメディアにおける「インターネット」の存在感の違いも背景にあるように見える。日本におけるインターネットとそこで形成される世論が、あくまで「メインストリートから遠く離れた一風変わった世界のできとごと」として扱われているのに対し、韓国ではネット社会がほぼストレートに現実社会とつながっている。

この「存在感」あるいは韓国におけるインターネットの地位を表す話といえば、以前にエントリした 韓国のIT産業を復興したゲーム『Starcraft』 にも記述した、ネットゲームのプロリーグがあって、ゴールデンタイムにそれがテレビで放映されているという話などが、格好の例でしょう。

韓国では携帯と絡めたインターネット事業、ネットゲーム、アバター、大手ポータル事業など、比較して日本よりもかなりスケールが大きいインターネットビジネスがたくさんあります。そこで、「韓国と日本のインターネットビジネスの違いは」という話になるのですが、よく聞く回答は「韓国は課金インフラが整っているから〜」、「国民一人一人にメールアドレスが...」「ブロードバンドインフラの整備が進んでいるから」といったものです。もちろんそれら一つ一つの要素は真ではあるのでしょうが、その本質はこの佐々木氏の言う「存在感の違い」だろうと感じます。

韓国で成功したインターネットビジネスをそのまま日本に持ってきてあまり日の目をみなかったというケースはいくつもありますが、それはこの「存在感の違い」という視点を見落としていたからなのではないかと、本質を見落としていたからなのではないかと、思います。

ネットゲームなどを通じて韓国のユーザと交流するなかでなんとなく感じていたことが、こうして文章として表現されているのを見て、ひとつ気づきとなったのでした。

もうひとつは「簡単VPNを実現する SoftEther の衝撃」。SoftEther 開発者の 登 大遊氏による SoftEther の技術解説。SoftEther が何をするもので、どのような仕組みで動いているかが分かりやすく解説されています。IPA が配布停止を要請した件についてはあまり触れられていませんが、今注目のテクノロジについて知るという意味で、なかなか貴重な記事です。

で、特集について書く前にもうたくさん書いてしまいましたが、今月の特集はほんとに面白いのです。何が面白いかというとですね、儲かる111のオキテということですが、その筋でブレイクしたひとたちが登場して、それぞれの成功体験をみなさん惜しげもなく語りまくっているというところなんですね。

・アフィリエイトで月収 1,000万を稼いだ
・ECコンサルタントしたECショップの年商が17億円
・わずか一年ちょっとで月商30万から950万に成長したECショップ
・インターネットマーケティング情報を販売して毎月数百万円の利益を出してる人
・メルマガで毎月120万円稼ぐ人
・オンライントレードで2年間で5倍の収益を達成した人

などなどが出てきて、それぞれの体験に基づいたやり方、事例、裏話なんかを語っています。これは、ECショップやアフィリエイトなんかをやってる人に限らず、何かしらの仕事でネットを媒体にしてる人に、とても有益な情報だと思います。

個人的に面白かったのは、秋葉で仕入れた品をヤフオクで売って利益をあげているという、オークションの達人の人の話。ジャンク屋で1,000円で買ったものが、実は300万円はするプロ用のネットワーク機器で、オークションで15万円で売れたという話。すげえなあ。(笑)

こうして見てみると、数年前に比べて、インターネットを通じて個人がお金を稼ぐ手段というのがすごく多様化してきているのがわかりますね。且つそれらが結構本格化してきていて、そこで自己実現できてしまったという人がかなり増えてきているという事実もあり。

先日読んだ『アフィリエイトではじめる!ホームページウハウハ副業生活』あたりにもありましたが、会社勤めの傍らやってたら本業より儲かっちゃって、会社辞めちゃいましたって人が結構多い。僕もチャレンジしてみようかなとか思ってしまいました。

そんなにうまい話ばかりではないというのは分かっていても、こうして成功事例を立て続けに見せ付けられると、なんか自分でもできるんじゃないかっていう気(錯覚?)になってしまいますね。それこそこの記事の狙いだと思われるわけで、いい特集だと思います。

と、いうことで今月号は特におすすめなのでした。

Posted by naoya at March 3, 2004 11:26 PM | トラックバック (5)  b_entry.gif
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