January 20, 2004

インターネット上のアプリケーション

[ インターネット ]
ここが、「GoogleやAmazon、eBayなどを単なるWebサイトではなく「killer app」と見なすというのは、少し前からTim O'Reillyがプッシュしている見方だ(その代表的なページにリンクを張ろうと思って探したのだが、見当たらない)」(Zopeジャンキー日記)という部分を説明した文章である。

梅田望夫・英語で読むITトレンドより。Zopeジャンキー日記に記述された一節から、インターネットOS論について。

インターネットをOSと見立てて、GoogleAmazon をその上で動くアプリケーションと見た時それらの列強はいわばキラー・アプリだろうという話。

ある程度インターネットに馴染みのある人なら、この概念には素直に頷けるところではないかと思います。いきなり「インターネットはOS」と言われてもちょっと ? な感じですが、日ごろ Google で何かを探すその行為を、"Google というアプリケーションを操作して" と捉えれば、アプリケーションを動かす土台は OS なのだから、インターネットOS論は真であるということですよね。

サイトやサービスが一つの "ツール = アプリケーション" として成立していて、それが無数に転がっているのがインターネット。好きにそれらを組み合わせることで色々な可能性が目の前に広がるという、僕的にはそこがインターネットの一番面白いところではないかと思います。このウェブログを閲覧してくださっているみなさんも、それぞれ工夫して様々なインターネットアプリケーションを使って、ネットワーク上を駆け巡っているのではないでしょうか。

90年代の覇者、Sun は創業当時の80年代初頭から "The network is the computer" (ネットワークこそがコンピュータ) という輝かしいスローガンを持っていたのは有名な話。80年代、ようやく TCP/IP がその姿を見せ始めたかどうかという頃既に、かの大企業の創始者たちはその未来を明確に描いていたようです。

Sun についてのビジネスドキュメント『サン・マイクロシステムズ―世界的ハイテク企業の痛快マネジメント』には

サンは創業して間もない時期に「ネットワークこそがコンピュータ」というスローガンを打ち出したが、当時はその意味が理解されず、市場にはほとんどアピールしなかったことは本書にも詳しいが、1995年に発表されたJavaとインターネットの爆発的な普及によって、時流を得たスローガンとして現在に蘇った。

とあります。

サン・マイクロシステムズ―世界的ハイテク企業の痛快マネジメント

もう十数年以上も前から、Visionary たちはそれを予見していたのです。インターネットが拡大する従って、より多くの人たちがその概念に気付きはじめました。そして、Google や Amazon といったキラーの出現が、Majority に向けてその概念を具象化したのです。(多分、Sun は JavaJini によって結び付けられたもう少し下のレイヤの実現に戦略的視点を置いていたのだとは思いますけど。)

インターネットをOSとして見立てた場合、そこに存在する機能的なサービスは、アプリケーションとしての振る舞いを完遂することが一つの使命でもあると思います。明確なコンセプトのもと作られたサービスというのは、そういったアプリケーションとしての側面を強く持っているように思います。コンセプトが明確で、その振る舞いに徹底したポリシーがあるからこそ、ユーザにとっては分かりやすく使いやすい。インターネット時代に水平分業がなぜ強いのかは、もはや自明なのかもしれません。

Posted by naoya at January 20, 2004 08:50 PM | トラックバック (0)  b_entry.gif
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