少し前に盛り上がったネタですが、asahi.com にこんな記事があがってました。
ビンボー兄さん、金持ちあんちゃん 進む若者の階層分化
http://www.asahi.com/money/aera/TKY200401050136.html
近頃何やら業界に局所的なバブルが存在していて、それにうまく乗ることができた若者と、そうでない若者との所得に激しくギャップがある、というお話。で、
一昔前は、親からの相続や医者や弁護士などが高収入の代名詞だったが、最近は上記のような人たちが、年収が億だとか、株式に数億投資してるとか、普通に聞くと、一昔前とはまったく違う富の偏在と移動が加速しているのを感じます。
なんていう話などもネット業界の若者さんから発せられているわけです。
この話、僕もそういう局所バブルが存在する業界にいることもあって、つい数ヶ月ぐらい前に目の当たりにしました。この業界で働く同い年ぐらいの人たちが集まって、お互いの環境とか、そういうのを色々話たりしたのですが、そこには僕がそれまで知らなかった世界がありました。
その面子の一人が所属している会社は、ストックオプションによるバブルが訪れて、会社の中が「石を投げれば億万長者」という世界になってしまったらしい。他にもそんな会社に今身を置いているという人もいた。また、数年前に某大企業に勤めていて、当時株価が絶頂期を迎えていたらしく、ほんの数年勤め上げただけで退職金がン千万とか、そんな話をする人もいた。
毎日コツコツ働いて、残業代でちょっと手取りが多かったよワショーイとか言ってる自分には、あまりにもカルチャーショックが大きすぎて、かなり愕然としました。普通なら「まあそういうのは特別な世界なので」とか思ってしまうのかもしれませんが、(彼らは日本でも指折りの優秀な人間ではあるとはいえ)、年齢、置かれている環境、身をとおじている業界にはそれほど違いがないというところが、「特別な世界」では済まされない事実だったのでした。
よくよく聞いて見ると、僕のような適当人生を送っている人間と、彼らとのプロセスの違いは、どうも学生時代にあったように思います。彼らは、学生の頃に周囲の学生が学校に行きもせずに遊びまくってる中で、企業を見る目をしっかり養ってきた人たち。これから先どこが伸びるかにめぼしを付けて、賭けに身を投じてしっかりとその成果を出している気がします。あるいは、学生の頃に人が持っていないスキルを身につけて、そういった勝ち組企業から声をかけてもらった人とか。
勿論、今そこにあるIT業界バブルの中心にいる企業はどこも元々ベンチャー色が強かったのがあれよあれよと育ってきたところなので、その辺を見極めて賭けに勝つという話はそんなに簡単に成り立つものではないのですが、そんなことを考えるあまりリスクを背負わずになあなあと過ごしていると、貧乏兄さんまっしぐらかもしれない。
じゃあ、だらだらと学生時代をすごしてきた自分が、これから金持ち兄さん組みに入るためには何をしたらいいかなんですが、個人に対して大金が流れ込む構造が変わってきているらしいので、そこを追いかけて、どこに落とし所があるのかを見極めたうえでリスクを take して転職するなり、賭けに出るなりするとかしていかないと。
年齢を経れば経るほど掛金は大きくなっていくので今のうちに、技術だけでなく、お金の仕組みを勉強し、マーケット感覚を磨いて、キャリア形成の糧にしなければいけないと思うのでした。勝ち組にいる人間との差を埋めるには、彼らの倍の努力をするのが、いちばん分かりやすい道のりです。もっと自分にプレッシャーがかかる環境に身を投じて生きたい。
しかし、ビンボー兄さん組みがどれもこれも物作りの現場担当なのが泣けてくる。手に職を持った人ほど平凡な人生になってしまうのかしら。