Authors Guildは、古い本や、あまり注目を集めていない本はこのサービスの恩恵を受けるかもしれないが、その他の本の価値が損なわれると述べている。「参考図書の大半は、こうしたデータベースによって間違いなく危険に晒される。(ほぼ全てといわないまでも)多くの旅行ガイドブックや料理本もそうだ」と同団体は忠告している。Guildの話では、このサービスに関する問題の1つは、検索ツールによってユーザーが見られる情報に、十分厳格な制限がないことだという。「1冊の分厚い本の中身を、100ページ以上連続して見ることが、(やや不便ながらも)非常に簡単にできてしまう。したがって...」
Amazon 書籍全文検索開始 → 便利だ、検索 → 必要なとこ全部見れちゃった → 本が売れない →(゚д゚)マズー
ということで、Amazon の書籍全文検索サービスのせいで本が売れなくなるという反対の声が上がっているのだとか。実際には、ある特定の類の本を主に指差しているようなので、こんな単純な話ではないのではありますが、どちらにしてもこの先もインターネット上にはあらゆる情報が凝縮されていくでしょうし、その中から的確に情報を探し出す技術も進歩していくのであって、たとえ Amazon が制限を厳しくしたとしても一時が万事、といったところでしょうか。
この話、おそらくみなさん良く似た話をご存知かと思います。P2Pアプリケーションなどを中心とした音楽の不正コピー問題です。不正コピーのせいで売上げが下がっている! と何やら業界な人たちは必死なわけですが、この件に関してはつい先日 '切込隊長BLOG 〜俺様キングダム' で
さまざまな理由をつけて音楽ソフトの複製がもたらす業界へのダメージを証明しようとするのだが、P2Pによる複製は他のあらゆるソフトウェア産業に起こっているはずなのに、かつ、P2P技術に最も親和性の高いゲームやDVDソフトなどの映像はかえってセールスをワールドワイドでは伸ばしている(ドルベースで)。要するに、音楽業界の問題というのは著作権におけるP2Pの技術的な相反性にあるのではなくて、シンプルにビジネスとしてブサイクなのである。ブスがもてないといって、もてないのは男のせいだと黄金の責任転嫁を敢行する田島陽子氏を連想させる。ブスで性格が悪ければ当然男はよりつかない。それだけのことだ。
という記述がありまして、(僕はこの辺のビジネスに関しては素人ですが) 概ね同意です。
この Amazon の話にもある程度同じことが言えるんじゃないかな。確かに検索を繰り返していくと必要なところがほんど読めてしまったりというのは制限が緩いのかもしれないですが、それを理由に「本が売れなくなる」と言って反発するのではなくて、そういった変化に適応し、自らのビジネスモデルも変化させていく人たちが勝ち残るんじゃないかと。
多分、この手の話は音楽業界や出版業界だけでなくて、ほんとに色々なところにあてはまることなのだと思います。"embrace change - 変化ヲ抱擁セヨ" というやつですかね。
個人的には、ウェブと本なら本で読む ('デジタルより本、アナログの心。') という人間なのですが。
> ウェブと本なら本で読む
同意、Web(というよりスクリーン)で長文は読みづらいですし、目が疲れます。
本当に手元に置いておきたい本は結局購入しているわけで、PDFで全文がダウンロードできる本も実際ありますし。
書籍検索で中身をじっくり見られて売れなくなる本というのは、手元に置きたいと思わせるクオリティが無いのだと思います。
全文検索で手数料を取るわけではなくて、本が売れなくなったら困るのはAmazon自身だから、本が売れないようにではなくて売れるようなサービス内容に最適化していくのではと。
どこかで似たような問題が、、、「デジタル万引きの問題」と似てますね。
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/14611.html