ZAKZAK より百貨店大手の伊勢丹が、新宿の本店隣にある紳士服専門の新館を改装し、「メンズ館」としてオープンさせた。顧客のニーズに徹底して対応することで紳士服の売り上げを維持してきた伊勢丹は、今回の新装開店で、これまでにない斬新な売り場作りを導入。「ファッション」と「こだわり」をキーワードに、これまで以上に顧客に満足してもらおうという考えだ。新装開店の背景にある狙いは何か。改装オープンしたメンズ館の大きな特長の一つが、ブランドごとの間仕切りをなくしたフロアを導入したことだ。
ブランドの売り場の境に壁がある場合に比べ、「売り場に入りにくい」「売り場に入ったら、何かを買うまで出にくい」といった雰囲気が解消された
ZAKZAKでの新宿伊勢丹メンズ館、リニューアル改装についての記事。
ブランドごとの間仕切りをなくしたフロアが"これまでにない斬新な売り場"ということらしいですが、僕の知る限り、仕切りを無くすことで同様の演出を図っているお店は他にも幾つかあります。そのうちの一つが六本木ヒルズの ESTNATION。
ESTNATION は単に仕切りを無くしただけでなく更に一歩進んでいて、仕切りがない広い一つのフロアの中に、スーツ、アクセサリ、フォーマルシューズ、フレグランスなどのショップが並んでいて、そのフロアをぐるりと一周すれば、フォーマルあるいはカジュアルなコーディネイトが完成するように演出されています。フロアには異なるブランド、あるいは異なるカテゴリの商品を扱ったショップが並んでいますが、フロアデザインやブランドそのものの雰囲気は統一されていて、違和感を感じさせません。
実際にはそこを一周して全身コーディネイトするって人はあまり居ないと思いますが、肝はそこじゃなくって、ある程度統一感のあるブランドを同じフロアに仕切りを無くして並べることで、そのブランド品を身につけた自分の姿を思い浮かべる想像力をより一層かきたてるような演出が為されているところではないかと思います。業界用語では、Experience Marketing とでも言うのでしょうか。こういう見せ方をされると、何か目的があって行ったわけでもないのに、あれこれ見ているうちに思わず買ってしまうんですよね。うまくやられてます。
さて、新宿の伊勢丹には CABANE de ZUCCa や HELMUT LANG なんかが入ってたので時々行きますが、リニューアルについての PDFを見るに、新しいメンズ館には色々新しいショップも入ったみたいです。リニューアルの様子見物も兼ねて、ちょっと行ってみたくなりました。