May 28, 2003

自分が特殊であること。

[ ウェブログに関すること ]
Geekの多いシリコンバレーでは、世間知らずのGeekたちが考えがちな「自分のために問題解決をすれば、全世界の人がきっと喜んで、カネを出してくれるに違いない」というナイーブなEarly adoptor型創業動機で、スタートアップ企業が作られることが多い。もちろん中にはビッグヒットになることもあるから、それを否定しているのでは全くないが、失敗に終わるケースもかなり多い創業動機である。 失敗に終わることが多いのは、このタイプの創業者が、自分がいかに特殊なカテゴリーの人間なのかを、過小評価していることに起因する。
はっと気付かせてくれるコラムである。僕の勤めている会社はここでいう "Geek" な人が結構多いところだと思う。商売の土俵がインターネットなのでそうでなければやってられない部分も多々あるのだろうが、そんな中にいるとだんだんと感覚が麻痺してくる自分がいるのが良くわかる。

たとえばウェブログにしてもそうだ。このところあちこちで話題に取り上げられることもあって、ネットで食っているうちの会社の人たちはウェブログについて一定の知識を持っている人が多い。そんな中にいながらこうしてサイトを運営していると、いつのまにかウェブログが世間的に一般的なものになったのではないかという錯覚に陥る。仕事と自宅でネットをしている間という、一日のほとんどとも言っていい時間の中で、ウェブログという言葉が通じないところが無くなってきているのがその原因。

パソコンは買ってまもなく一年、ネットはニュースを見てメールをチェックするぐらい、という友人に"ウェブログ"とか言ってみたところで、「またわけわかんないこと言ってんな、このオタクは」と思われるだけに違いない。

僕は自分が変わった人であろうことは自覚している。自他共に認めるってやつだ。ただ、このコラムを呼んで、変わっていることまでは自覚していても、それが"どの程度"なのかまではあまり気にしていなかったことに気付かされた。

何かの専門家になってしまうと、それを知らなかったころの気持ちになるのが難しくなる。当たり前のようで、忘れがちなこと。それを忘れないように心がけなければ。

Posted by naoya at May 28, 2003 01:38 AM | トラックバック (0)  b_entry.gif
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